歯科衛生士1年目で辞めたい…DH歴10年の筆者が新卒歯科衛生士に伝えたいこと

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「歯科衛生士1年目だけど、新卒で勤めたところを辞めたい…」「新卒で辞めるのが不安…」

歯科衛生士の国家試験に合格し、資格を取っていざ働いてみたものの辞めたいと思っている方へ。

この記事では歯科衛生士歴10年で新卒で転職した筆者が解決策についてご紹介します。

私は新卒で勤めた歯科医院を1年3ヶ月で辞めて、その後は他の歯科医院で勤めています。

新卒で辞めて就活したからこそ伝えられることがありますので、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

歯科衛生士を辞めたい…まず考えること

なぜ辞めたいのか理由を明確にする

まずはなぜ辞めたいのか考えてみましょう。

  • 激務で忙しい
  • 残業が多い
  • 人間関係(先生やスタッフと合わない、など)
  • 入職したら思ってたのと違った

「仕事が忙しいから」「拘束時間が長くて残業が多い」など辞めたい理由をはっきりさせることで今後の就活に活かすことができます。

歯科衛生士自体をやめたい?

なぜ辞めたいのか考えると同時に、歯科衛生士自体を辞めたいのかどうかも考えましょう。

歯科衛生士の業務が嫌で辞めたいのか、それとも就労時間や人間関係などで辞めたいのかはっきりさせます。

今後、就活するにあたって歯科衛生士の資格を生かして求人を探すのか、それとも他の職種で就活するのかで方針が変わるからです。

新卒1年目の歯科衛生士に向けて伝えたいこと

新卒1年目は仕事が上手く出来なかったり、学生から社会人になって慣れないことばかりで大変な時期です。

私が新卒の頃に思っていたこと、そして現在の私(歯科衛生士歴10年目)からみた新卒歯科衛生士についてこ見え方を書いていきます。

上手くできないのは当たり前

新卒の歯科衛生士は最初は上手くできなくて当たり前です。

何十人、何百人もの患者さんを経験してこそ上達していきます。

技術に関して悩んで辞めたいと思っているなら全然心配しなくて大丈夫です。

時間が解決してくれるので、頑張ってもうちょっと続けてみてほしいです。

続けることで「この業務は楽しい」と思えることが出てきます。

私も新卒の頃はスケーリングすらまともに出来なくて、歯石が見えてるのに取れなくて、ましてやSRPなんてどこに縁下歯石があるのかわからなくて当時は悩みました。

TeCは1本作るのに1時間半くらいかかって、自分の仕事の出来なさに落ち込みました。

そんな私でも10年続けていればPが改善されるほどの技術がつきました。

SRPはやりがいがあって楽しいです。TeCも30分ほどで作製して仮着までできるようになりました。

何度も辞めたいと思いましたが、こんな私でも続けたことで出来るようになりました。

上手く出来ないと落ち込むこともありますが、頑張ってみてほしいです。

「辞めたい」とは誰でも思うもの

歯科衛生士に限りませんが、誰でも「仕事を辞めたいな」とは一度は思ったことがあるものです。

「辞めたいけど、もうちょっと頑張ってみよう」という感じで続けている人は案外いるものです。

「辞めたいと思うのは私だけじゃないんだ」とわかるだけでも心が少し軽くなると思います。

辛かったら辞めたっていい、逃げていい

本当に辛くてしんどかったら辞めていいんです。むしろ潰れる前に逃げてください。

うつ病になったり、再就職が困難になってしまう前に本当に辛かったら逃げてください。

職場でのスタッフの代わりはいても、自分の代わりは自分しかいません。

スタッフが1人いなくなったところで案外職場は回ります。日本の総理大臣でさえ人がコロコロ変わったってやっていけるのだから大丈夫です。

自分を第一に考えてほしい

「私がいなくなったら職場が大変になるから辞められない」

↑私の友人でもいましたが、結構聞くフレーズです。よく言えば正義感が強いですが、悪く言うと自分を犠牲にしています。

職場はいつ誰かが辞めても回るようにしておくのが通常です。

職場に迷惑をかけてしまうかもしれないという思いは良いですが、自分よりも職場を第一に優先して行動するのはちょっと違います。

自分の気持ちを大切にしつつ、職場に理解をしてもらえるように行動すると良いでしょう。

歯科衛生士は労働環境が恵まれてる

私の夫(激務なIT系会社員)からすると、歯科衛生士は労働環境に恵まれているそうです。

私もですが、歯科衛生士として歯科医院でしか働いたことがないので他の職業がどんな感じなのか、どれだけ大変なのか想像がつきません。

しかし、以下のように恵まれている点があります。

  • 残業が少ない
  • 夜勤がない
  • 医療系なので営業せず、ノルマがない
  • 室内で、夏は涼しく冬は暖かい場所で労働できる

全ての項目で、歯科医院にもよりますが大体どこの歯科医院でも当てはまることだと思います。

歯科医院で働いていると日付をまたぐほどの残業はないですし夜勤もありません。

医療なので営業して自分からお客さんを獲得する必要もなく、ノルマもありません。

歯科衛生士の業務は室内で行うので、夏は涼しく冬は暖かい場所で仕事ができます。

このように恵まれている環境で働けるというのは歯科衛生士の大きなメリットです。

まとめ【嫌なら辞めたっていい】

新卒で辞めたいと思うのであれば、全然辞めて良いと思います。

親世代からは「石の上にも3年」で、3年以上は長く勤めなさいなんて言われるかもしれませんがそんなことはないです。

今の時代は転職や就活をして様々な職場で働いてスキルを身につけるほうがメリットなこともあります。

実際に私は新卒で入った歯科医院を1年3ヶ月で辞めて、その後違う歯科医院(今の職場)に勤めましたが新卒で入ったところは辞めて良かったです。

新卒で入った歯科医院は歯周病治療やインプラントがメインでしたが、今の職場は小児歯科メインなので違った視点で仕事ができています。

歯科医院はコンビニ以上にあります。今、辞めたいと思っている歯科医院以上に自分に合うところが見つかるはずです。

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