2022年11月、息子が生後1か月のときに新型コロナの陽性になった話です。
こんなケースもあるんだ、と知っていただけたら幸いです。
きっかけは母である私が陽性だったこと
出産してから1か月経ったころ、里帰りしていた実家から自宅へ帰りました。
自宅での慣れない育児でヘトヘトで身体は疲れ切っていました。
体調が悪くて頭が割れそうに痛かったので、熱を測ったら37.6度。
普段熱を出すなんて滅多になくて、のども痛くて咳も出たので、もしかしたらコロナか…?
と思い、病院に行って検査をしたら陽性でした。
赤ちゃんの授乳中でも飲める薬を処方してもらいました。
その2日後に夫が陽性に、そのまた2日後に息子(生後1か月)が陽性になりました。
感染経路については思い当たることがなくて、どこでかかったのか分かりませんでした。
私は出産してから自宅に帰るまで、産後の1か月健診以外は外出していません。
夫や両親の職場にも濃厚接触者はいませんでした。
私は妊娠前に新型コロナのワクチンを3回接種していました。
なぜ息子が陽性とわかったか
私が体調が悪いときから、ずっとマスクをして息子のお世話をしていました。
私が発症した4日後に授乳やミルクをあげても落ち着かず機嫌が悪くて、熱を測ったら37.7度でした。
まだかかりつけの小児科がなかったのですが、とりあえず近くの小児科に電話したらすぐに診てもらえることになりました。
先生からは「コロナの検査をしてみましょう。もし陰性で生後1か月で熱があるということは、違う病気かもしれません。」と言われ、検査をすることに。
大人と同じように鼻の穴に長い綿棒のようなものを入れて検査しました。
数分後にその場で結果が出て、陽性でした。
先生「紹介状を書くので、大きい病院で診てもらってください。こちらから保健所に連絡して、急いて診てもらえるようにします。」
初めてかかった小児科でしたが、急にかかったにもかかわらず丁寧に対応してくださいました。
大きい病院を紹介してもらうことになりましたが、どこの病院になるのかは保健所から電話がきて教えてくれるとのこと。
紹介状をもらい、連絡がくるまで自宅で待機することにしました。
保健所からの連絡を待つが…
保健所からの連絡を2時間ほど待ってみましたが、一向に連絡はなし…。
息子の熱は下がらなくて、咳もしていたので心配でした。
連絡が待てなかったので、こちらから保健所に電話したところ、紹介先の病院を教えてくれました。
そして紹介先の病院にこれから向かってもいいか、電話をしました。
病院側「これから診察となると野外ですることになります。野外は寒いので、待てるようであれば翌日の午前中の診察でもいいでしょうか?」
電話したときにはすでに夕方で、11月なので寒い時期です。
しかし息子の体調が心配だったので診てほしいことを伝えて、野外で診察することになりました。
病院側「もしかしたら入院になるかもしれないので、入院の用意もしてきてください。赤ちゃんの入院は、お母さんも一緒に入院して付き添ってもらいます。持ってきてもらいたいものはホームページに載ってるので確認してください。」
そう言われて急いで入院の用意をしました。
しかもミルクを作るための湯沸かし器は病室にないので持参することに。
私「赤ちゃんの入院って、母親も一緒に入院するんだ…。コロナだから…?」
初めてのことで頭が混乱しつつ、自分もコロナ陽性でしかも産後1か月で身体がボロボロでした。
バタバタと用意して、夫に車を運転してもらって病院に行きました。
病院に着いたのは18時過ぎでした。
そのとき夫も熱があったので大変だったと思います。
大きい病院で息子の診察
病院の駐車場に着いたころ、11月なので外は真っ暗でした。
病院側に着いたことを電話したあと、野外の診察室に案内されました。
先生に息子の診察をしてもらったところ、熱はあるけど自宅で様子見で大丈夫とのことでした。
診察してくれた先生は、新型コロナ陽性になった赤ちゃんをたくさん診てきたそう。
赤ちゃんは重症化しにくくて、一晩寝れば熱も下がって元気になるだろうと言っていました。
優しくて気さくな良い先生でした。
名前を憶えていないのが悔やまれます…。
ホッとして無事に帰宅
自宅から遠い病院だったので、帰宅したのは20時近くでした。
私も夫も体調が悪くてしんどかったですが、息子を診察してもらって安心しました。
そして翌日には息子の熱も下がり、機嫌もよくなりました。
まとめ
生後1か月の赤ちゃんが新型コロナ陽性になった話は聞いたことがなくて、本当に心配でした。
子育てはなにがあるかわからないですが、必死に子供を守りたいという気持ちがありました。
息子がコロナ陽性になりましたが、小児科や病院の先生が対応してくださり感謝しています。
息子は今も元気に過ごしています。
このようなケースがある、ということが誰かの参考になれば幸いです。